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活動報告

九州鹿産物利用の研修会を開催いたしました

2011年6月6日

日本鹿皮革開発協議会は2011年1月28日(湯前町)と2011年2月9日(五木村)にて、
九州鹿産物利用の研修会を開催いたしました。

日時 ・平成23年1月28日:湯前町
・平成23年2月09日:五木村
研修内容 鹿産物利用6本柱<鹿を追い、森を見失ってはならない>
1.鹿を地域の資源として考えること。(廃棄物ではない)
2.利用できるものは、全て利用する。(全身を利用]
3.産物には、文化と科学を融合させる。
4.事業の取組みは、広域連携が不可欠である。(単独は不可)
5.資源の枯渇防止と持続可能な事業(循環型産業)

野生鹿原皮の集収から製品作り及び鹿革普及までの流れ

分担区分 内容
現場産地 野生鹿捕獲・剥離⇒集荷⇒検収⇒一次保管⇒工場出荷
専門工場 入荷⇒一次鞣⇒用途別仕分⇒鞣と染色仕上⇒鹿革素材出荷
本部 原皮確保・鞣革生産。製品企画、技術指導(啓蒙研修)展示会、HP
協力学院 日本鹿革特性を生かした新商品創作(デザイン)技術・啓蒙支援
連携業者 製品創作、委託生産、普及支援
共同 PH活動、製品の地元生産、地場産業育成

野生鹿皮利用による鹿革製品開発の取組みと成果

  • (1)有害駆除した鹿皮革製品を消費者に提供する日本鹿皮革利用は、国産品愛用と自給率向上の一助となる
  • (2)日本エコレザー基準品」日本第一号として認定されており、安心安全な素材での製品は、新たな特産品として観光の浮揚につながる。
  • (3)エコー製品の普及は、環境負荷低減の一助となると共に、新たな需要の掘り出しに繋がり、地域の活性化及び雇用が図れる。
野生シカ地域資源に 五木村で現地講習会(平成23年2月12日熊日新聞紙面要約)
捕獲した野生シカを地域資源として有効利用しようと、日本鹿皮革開発協議会が、熊本県五木村で行政や猟友会関係者など対象に現地講習会を開いた。鹿児島、大分、宮崎などから約80名が参加、シカの被害対策やシカ皮を使った製品開発の可能性、課題について説明  シカ資源を有効利用する際のキーポイントとして「部位別の高付加価値商品の開発」等を挙げ、これが安心、安全と消費者を説得出来る科学的データーがなければ、利用開発は発展しない」述べた。
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